こちら参謀本部です【孫子・地 その1】 2013/10/23

一般社団法人 平和戦略会議 参謀長の小川景久です。
さあこれまで長々と孫子の「天」についてお話ししてきました。

長い話にお付き合いしていただいたあなた、ありがとうございます。

孫子の五事、

1.道

2.天

3.地

4.将

5.法
今日からは3番目の「地」に入りますよ。
「地」
さていったいどういう意味でしょうか。

孫子においては、つまり戦においては、
「地形、地勢」
を指します。
どんな大軍を擁していても、

その大軍が能力を発揮するためには、

ふさわしい舞台が必要です。

その舞台が、つまりは地形なんですね。
桶狭間の合戦、というのをご存知でしょうか。

戦国時代、織田信長と今川義元との合戦です。

兵力は織田2千に対し今川2万。

今川は織田のなんと10倍。

圧倒的な兵力差ですね。

普通なら信長はここで戦いを挑まないでしょう。

ところが信長には勝算がありました。

それが「地の利」です。

 

桶狭間というところは高低差のある丘陵がつらなるところです。

現在の名古屋市緑区〜豊明市のエリアですね。

実際に行ってみると、やはり高低差がけっこう感じられます。

昔は道路の整備が十分ではなかったですから、

こういう丘陵地を進軍するときには、

基本的には谷を進みます。

 

2万の軍隊が谷を進軍する姿を想像してみてください。

大軍が縦に伸び、ヘビのように長〜く、

にょろにょろと谷を進む姿が描けると思います。

 

こうなるといくら大軍といえど、

その数に勝る兵力を十分に発揮することができなくなってしまいます。

信長はそこを狙いました。

 

細長くなった隊列。

その中で大将のいるところをピンポイントで狙い、

横から、つまり山側から奇襲をしかけたのです。

こういう状況ではもはや数の理論は役に立ちませんね。

 

他にも豪雨で足元がぬかるんでいたことや、

手柄は義元を討ち取った者しか認めないと信長が通達していたことなど、

勝利の要素としてはいくつかありますが、

最大の勝因はこの地形にあったことは異論がないと思います。

 

このように、

地形によって軍勢は様々な制約を受けるわけですね。

逆にポテンシャルを十分に発揮できる地形を選ぶことは、

兵法の基本でもあります。

 

というわけで、兵法においては「地」とは「地形、地勢」

 

さて次回はこれをビジネス的に置き換えてみますよ。

ここでも参謀長流のオリジナルの解釈が加わります。

どうぞお楽しみに。

 

【お知らせ】

29日のピーストライブのゲストは、TIU総合探偵社代表の阿部泰尚さんです。

阿部さんは先日「いじめと探偵」という本を出版されました。

現実のいじめの衝撃的な内容ゆえにいろいろなメディア取材で取り上げられています。

この方、今後は講演などで忙しくなると参謀長としては読んでいます。

ぜひ今のうちにライブでお話を聴いてみてください。

きっと熱いものを感じられると思います!

詳細はこちら → http://www.reservestock.jp/events/23186

 
ではでは、来週もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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